甥っ子の野球グラブ

santo4

2019年08月23日 17:15

ちょっと涼しくなってきたそうですが、、、

少し動いただけで汗びっしょり、、、横綱です



小学校2年生から野球を始めた甥っ子の成。

(ちっちゃくてかわいい)



小学校で5年、中学校で3年、高校で3年、計11年間、野球に打ち込んできました。

よくがんばったと褒めてやりたいです。

高校での野球が終わった時には、

「いつもすぐにグラブを直してくれて、本当に心強かったよ。今までありがとう。」

なんてLINEをくれました。

目頭が熱くなるどころか、思いっきり泣けました

野球を通じて人間的にも成長したな~と思います。

指導者、先生、父兄のみなさん、チームメイトやマネージャーさん、皆様に心から感謝です。

そんな甥っ子がグラブをメンテナンスしてほしいと持ってきました。

小さい頃から道具を大切にする子で、とても手入れが行き届いたキレイな状態でした。

このグラブで高校3年間がんばったんだなぁ~と思うと、

またまたウルウルしてしまいました





野球が大好きな甥っ子は、「まだ野球を続けていく!」ということなので、

完璧にメンテナンスをしてやろうとリペアマンの血が騒ぎました

さんぶーに任せとけ

(成は、私をさんぶーと呼びます。山都ブ~の略です)



修理開始

革ひもを全て取り外します。





アタッチメントグリスを見てみると、うさぎのう〇こ程しかない

いくら大切にしていても、ここはバラさないと見えないのでしょうがないのですが、、、



劣化したアタッチメントグリスをきれいに取り除きます。



炊飯器で温めたアタッチメントグリスを、



受球面裏側に入れます。



しっかり接着し、



トントン機で均等に慣らします。



これで受球面はシャキーンとし、張りが出てまるで新品のグラブのように蘇ります。

捕球した時の感触もよくなります

下準備は終わり、革ひもを通していきます。

少し値段が高くなりますが、

強度の強い中白の革ひも(←ここをクリック)を使うことに。



芯からトジていくので、ひもカンナという道具で革ひもの厚みを薄くします。



薄くした革ひもで芯をトジたら、



手口を通し、



ウェブを取り付け、



再度トントン機で型を整え、



完成です



やっとさっき成がグラブを取りに来ました。

「すげ~、新品みたいや」と本当に嬉しそうにしていました。

「お金は?」なんて聞くもんですから言ってやりました。

「今までがんばってきたでサービスやさ」


「ありがとう!」とニコニコして自転車で帰って行きました。

かわいいやつです。あいつからお金をとれるはずがありません



しまった、親からもらえばよかった、、、




成、次のステージでもがんばるんやぞ





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