グラブの全ひも交換
グラブの全ひも交換のご依頼。
この修理をされる方は、グラブを大切に使ってみえる方が多いように思います。
どうですか~、カッコいいオーダーグラブですね~ お手入れも完璧です
小学生の子がここまで完璧にお手入れをしているとは、、、感心、感心
修理開始
全ての革ひもを外します。
アタッチメントグリスのチェック
劣化して、ほんのちょっとしか残っていません
ここはグラブを開かないと見えないので仕方ありません。
劣化し少し残っているグリスをキレイに取り除きます。
炊飯器で温めたアタッチメントグリス。
温めたアタッチメントグリスを受球面裏側に入れます。
入れる場所にはコツがいります。革ひもの通る穴は絶対に避けて下さいね。
グラブトントン機でアタッチメントグリスを均一にならします。
この作業はとても大切です
これで下準備は終了です
いよいよ革ひもを通していきます
まず、芯を綴じます。
土手の部分は革ひもの厚みを薄くしてから通します。
市販の革ひもをそのまま通してしまうとごわつきます
芯を綴じたら、再度グラブトントン機で通した革ひもと本体を馴染ませます。
この作業もとても大切です
芯綴じの終了です
手口部分に革ひもを通したら、
残るは、ウェブ(ネットの部分)と指先です。
ここからの作業でグラブの型が変わってきます。
革ひもを外す前の状態をしっかり頭に入れておくことが大切です
使われていた状態やクセを再現するように、
ウェブを取り付け、指先に革ひもを通します。
最後にグラブトントン機で型を整えて、、、
完成です
全ひも交換とアタッチメントグリスの交換で、
グラブの張りがよみがえり新品のような状態に戻りました
少年野球、よくがんばったね。
グラブのお手入れも完璧にしているし、
アタッチメントグリス交換はおじさんからのプレゼント
中学校に行ってもがんばってな