K君のファーストミット修理

santo4

2020年02月12日 17:47

男を見せることができなかった (←ここをクリック)、、、豆腐のような意志の横綱です

K君からファーストミットの修理を依頼されました。

彼の少年野球時代、中学生時代とず~と見てきましたが、

「上手い」の一言

野球のセンスが抜群で、さらに努力家

甥っ子の優をすごくかわいがってくれる優しい子でもあります。

高校はその実力を買われ、よそに引っ張られて高山を離れましたが、

買い物はいつも山都スポーツを利用してくれました

高校を卒業後、さらに野球の勉強をし、

現在は強豪の名門社会人チームで選手としてがんばっています。

よそで社会人になっても山都スポーツで買い物をしてくれるかわいい子です

私は彼を心から応援しています

すごく手入れの行き届いたきれいなファーストミットです

さすがK君 上手な子は道具をとても大切にします





これだけ大切に使っていても経年劣化はどうしても起こります。

革のコシがなくなりクタクタになってきたので、

ウェブ(ネットの部分)交換とその他もろもろ加工をします。

ウェブはブラックに、



革ひもはブラウンの中白 (←ここをクリック) に交換することにしました。



受球面を見ると革が浮き上がってきているのがわかります。

これはアタッチメントグリスが劣化してなくなっている可能性があります。



また、革ひもが劣化し切れるのが時間の問題という箇所がいくつかありました。

ここの革ひもは全て交換することにしました。



受球面の裏側を見てみると、やはりアタッチメントグリスがなくなっていました。

ここはグラブを分解しないと見れないのでしょうがないのです。



劣化したアタッチメントグリスをきれいに取り除き、



炊飯ジャーで柔らかくしたアタッチメントグリスを、



丁寧にしっかり入れます。(※塗ってはいけないところがあるので要注意です)



トントン機で均等に伸ばしながら、表革と裏革をしっかり接着させます。



劣化した革ひもを新しい革ひもに交換し、受球面側の完成です

これで革がシャキーンとよみがえりました

球が捕りやすくなったうえに、捕球する音もパーンとよくなります

受球面の修理は依頼を受けていませんし、

よそにいるK君がわざわざ修理に持ってきてくれたのでサービス



外側に革ひもを通し、ここで型をしっかり直します。



受球面にハリが出て、ミットがよみがえってきました。

いい型になってきたでしょ



ウェブを取り付けて、





最後にミット全体の型を丁寧に整えて、



完成です





K君、よそにいるのにいつも山都スポーツを利用してくれてありがとう。

山都パパは今までもこれからもず~っとK君を応援しているよ。






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